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[名前]桐山和雄 [出展]バトル・ロワイアル [性別]男性 [年齢]中学三年生 [一人称]俺 [二人称]殆どが苗字、本当に親しい人間だけ名前 [三人称] 不明 香川県城岩町立城岩中学校3年B組男子6番。 成績優秀な上に運動神経も抜群。その能力は同じく運動神経抜群の三村信史であっても、彼が得意とするバスケ以外では歯が立たない。 成績に関してもクラス委員長が寝ずに勉強してようやく肩を並べられるレベル(本人は授業をよくサボったりしていることを考慮すると、大して勉強していない)。 さらに容姿も優れており女性的な顔立ちだが、身長は180cmと長身(原作では170cm程度)で髪型は襟足が余計なほど長いオールバックである。 喧嘩の強さもヤクザを余裕で打ちのめすほどの実力を秘めているため近隣では生ける伝説となっており、そのカリスマ性から仲間内でボスと呼ばれている。 他にも美術や音楽に関する才能も秀でており、挙句の果てに財閥の御曹司で大金持ち。 どちらの要素も織田敏憲を遥かに凌駕している。 [能力] 神から授かった天才的能力を遺憾なく発揮し、原作での殺害数はNo.1。 三村信史、織田敏憲、稲田瑞穂も彼の前には成す術なく敗れ去った。 身体能力は中学生どころか人間を超越しており、巨大な倉庫を跡形も無く吹き飛ばすような爆弾からですら咄嗟の機転で乗り切っている。 さらに漫画版限定だが手刀で人の指を切断したり、数年間カンフーの修行を続け神童と呼ばれた男が極限状態で会得した技を一度受けただけで完全に複製するなどの活躍を見せた。 学習能力の方も非常に高く、柔道入門の本を読むだけでオリンピックに出場した柔道専門の教師を打ちのめしている。 また耐久力も備わっており至近距離からの銃撃(防弾チョッキ越しでも無傷ではいられない)や、顔面に弾丸を捻じ込まれても動き続ける等これも驚異的である。 運動能力、学習能力とどちらも非常に恵まれているが、それら二つを影から支えているのはやはり容赦の無さだろう。 殺人に対する躊躇が一切無く、襲撃した人間全員にトドメを刺している。 作中で他のクラスメイトが怯えている中でも、彼はかつての舎弟ですら皆殺しにする精神力を示した。 その他には車を運転したり、ナイフで自分の神経を抉り出して治療するなど彼の持つ能力は非常に多岐に渡る。 [性格] 皆無といっていいほど感情がなく、独自の判断基準を持たないため行動は行き当たりばったり。 原作でゲームに乗った理由もコインで裏が出たからである。 もしこのコインが表だったら……というのは誰もが考えるだろう。 感情を失った原因は幼少時に遭った交通事故。 その際に実母と感情を司る脳細胞の一部を失い、元々優しい性格だった彼は豹変してしてしまったのだ。 なお完全に感情を失っているわけではなく、舎弟の中でもとくに彼を尊敬していた沼井充(彼は名前で呼ばれている)を殺害した時にこめかみが疼くという形で感情が現れた。 余談だが原作版では感情を失う経緯が異なる。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 桐山和雄の本ロワにおける動向 初登場話 034 堕天使の微笑 登場話数 4 スタンス ステルスマーダー 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 千草貴子 中立 クラスメイト 未遭遇 稲田瑞穂 敵対 クラスメイト、一度殺害する 未遭遇 三村信史 敵対 クラスメイト、一度殺害する 未遭遇 水銀燈 敵対 C-8西側、C-7にて戦闘、スタンスを真似る 034 堕天使の微笑 橘あすか 仲間 元同行者 034 堕天使の微笑 蒼星石 仲間 蒼星石 同行者 034 堕天使の微笑 織田敏憲 敵対 クラスメイト、再び殺害する 064 危険地帯 浅倉威 敵対 浅倉 C-7、D-6にて戦闘、ライダー(王蛇) 064 危険地帯 北条悟史 仲間 お前 元同行者 064 危険地帯 枢木スザク 敵対 C-7にて戦闘 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) レイ・ラングレン 敵対 ライダー(ゾルダ)での遭遇のため、容姿や名前を知らない 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(後編) カズマ 友好 お前 情報交換 081 光を求めて影は 北岡秀一 警戒 橘、悟史を殺した相手、ライダー(ゾルダ)と認識 未遭遇 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C-8西側→Cー7森→Cー7南東部→D-6
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[名前]織田敏憲 [出展]バトル・ロワイアル [演優]山口森広 [性別]男性 [年齢]中学三年生 [一人称]俺(他人の前では僕) [二人称]お前(人前では君) [三人称]あいつ、下品な○○奴僕 香川県城岩町立城岩中学校3年B組男子4番。 身長は162cmと低く、顔もニキビが目立つ上に痩せぎすで蛙に似ている。 親が県屈指の食品会社の社長で大金持ちであり、彼の父親の言いつけで4歳時から個人レッスンつきでバイオリンを習っており、県下でもトップの実力を持っている。 既に東京の音楽科のある私立高校への推薦入学が内定していた。 他の生徒との交友関係は薄いためクラスメイトからは坊ちゃん気取りのおとなしい奴という印象を受けているが、それは仮の姿である。 [能力] 前述の通り音楽の知識は幅広いと思われるが、ロワで役立つかは不明。 どちらかというと彼のもう一つの趣味であるモデルガン収集の方が役立つだろう。 そちらもバイオリンに匹敵するほどの豊富でガンマニアと呼べる領域に達しており、原作で初めて発砲した時はかなり興奮していた。 原作では優勝を目指してゲームに乗っていたものの、桐山和雄のように積極的には行動せず保身に徹していた。 他にも支給された防弾チョッキを最大限に利用した騙まし討ちや、銃撃を胴部に誘導させるためにフルフェイスのヘルメットを被るなど、 与えられた条件下で生き延びようとする努力が見られ、頭の回転(狡賢さ?)や精神力は並みの中学生のそれよりも優れている。 しかし、同時に自身に対する過剰な自信と学習能力の無さが目立つ。 [性格] 先にある通りクラスメイトからの印象は仮の姿であり、本来の彼は他人を下品な有象無象と見下し自らを高貴な人間だと思っている。 その思想は想像以上に凄まじく、いちいち自分に対し高貴な○○(高貴な俺の高貴な頭を駆使した素晴らしく高貴な戦略)等と評したり、逆に他人に対しては下品な○○や、下品な○○奴僕などと徹底的に見下している。 ちなみにこのロワに参戦している人間に対しては、 桐山和雄=下品なオールバック奴僕 千草貴子=下品なハデハデ奴僕 稲田瑞穂=下品なアイドルおっかけ奴僕 と名付けている。 三村信史に関しては定型文に当てはまる名称は無いがやはり見下しており、同時に彼の容姿に対して嫉妬心を抱いている(ちなみに彼の嫌いなものはその1、美形な男、その2、人気のある男、その3、総じて下品な男)。 意識してはいないものの深層心理レベルでは、自分に醜い顔を心底毛嫌いしている。 なお上記の設定の一部は漫画版で付加された設定であり、原作版ではまだマシな方である(それでも本質は一緒)。 彼の性格は言うならば典型的小物であり読者からも非難されることが多いらしいが、同時にその特異な個性はカルト的な人気が生み、それがこのロワに参戦する理由になったのかもしれない。 最もそれが彼にとって幸せかはわからないが。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 織田敏憲の本ロワにおける動向 初登場話 012 苦労をするのはいつだって良識ある常識人(前) 登場話数 3 スタンス マーダー 死亡話 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(後編) キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 千草貴子 中立 クラスメイト、下品なハデハデ奴僕 未遭遇 稲田瑞穂 中立 クラスメイト、下品なアイドルおっかけ奴僕 未遭遇 三村信史 中立 クラスメイト、一番気に入らないタイプ 未遭遇 橘あすか 敵対 お前 C-7森で拘束される 012 苦労をするのはいつだって良識ある常識人(前) 蒼星石 敵対 ソーセーセキ君 君、お前 殺害しようとする 012 苦労をするのはいつだって良識ある常識人(前) 北条悟史 敵対 北条悟史君 お前、君 殺害しようとする、下品なシスコン奴僕 064 危険地帯 浅倉威 中立 偶然だが助けられる 064 危険地帯 桐山和雄 敵対 桐山 お前 再び殺害される、下品なオールバック奴僕 069 危険地帯 水銀燈 敵対 襲撃される 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) 枢木スザク 敵対 襲撃される、一番気に入らないタイプの下品な暴力奴僕 069 BATTLE ROYALE 世界の終わりまで戦い続ける者たち(前編) 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C-8動物園→B-8道路付近→C-7森→C-7南東部
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ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅲ ◆EboujAWlRA 『ごめんね、イデオ』 別に、謝って欲しかったわけなんかじゃない。 『あなた一人、寂しい思いをさせて…… でもね、あなたやお父さんがイヤになったから、家を出たわけじゃないのよ。 母さん、どうしても狭間の家にはいられなくなって……』 母さんの言葉の通り、まだ幼い僕は心が潰れそうなほどの寂しさを覚えていた。 母さんがそうだったように、僕も狭間の家が嫌いだった。 父が居ても、母の居ない狭間の家は嫌いだった。 母さんも妹のレイコも居ない今の狭間の家は、僕の心を殺していく家だった。 「もういいよ、母さん」 それでも、僕はなんでもないように装った。 僕はもう子供なんかじゃないから。 母さんが狭間の家で味わった心労だって理解している。 幼い妹と一緒に、これから心身ともに大人になっていく僕を養えないということも理解している。 だから、別に置いていったことを謝って欲しかったわけじゃない。 それでも母さんが僕のことを愛しているのなら、謝って欲しくなかったんだ。 ただ。 『ごめんね、イデオ』 これからはずっと一緒に居ると、そう言って欲しかっただけなんだ。 ◆ ◆ ◆ ハザマイデオが目を開けると、一人の少女が横たわっていた。 ケルベロス、上級悪魔に襲われんとしている少女。 「メギド」 ハザマは咄嗟に魔法を口にした。 慣れない正義感、しかし、考えるよりも早く身体が反応した。 すでに大きな傷を負っていたケルベロスは反応することもなく即死。 これこそが神の力だ。 悪魔すらひれ伏す、絶対の力だ。 それでも、ハザマには出来ないことがあまりにも大きすぎた。 ――――例えば、今死のうとしている少女を救うことすら出来ない。 ハザマが無力感に苛まれている中で、少女は手を伸ばした。 自身を求めているのかと思ったが、違った。 少女は切り取られた、いや、食い千切られた右腕に左腕で触れる。 右腕は光に包まれ、消えていく。 そして、一人の少女が現れた。 「……レナ」 ハザマは、無表情を崩した。 崩さざるを得なかった。 もう会うこともないと思っていた人物。 会うことが出来ないと思っていた人物。 夢ならば、あまりにも悪趣味すぎる。 ――――約束を見失いそうになっているハザマの前にレナが現れて答えを与えてくれるとでも言うのか。 『頑張って』 しかし、レナが口にした言葉は答えなどではなかった。 ただ、頑張れ、と。 自分を後押しするための言葉を口にした。 レナは自身を信じていてくれている。 それが有難く、同時に何よりも重かった。 「頑張れ……か」 ハザマはポツリと言葉を漏らした。 そこに、威厳など欠片もない。 剥き出しのハザマイデオ、あまりにも未熟な子供がただ立っている。 レナが古手梨花の死と同時に消えていく。 白昼夢のような出来事だった。 「僕は、なにを頑張ればいいんだ……レナ」 光を捕まえるように手を伸ばす。 もはや一人称を『僕』に戻したことに、ハザマ自身が気づいていない。 しかし、光はハザマの手を擦り落ちていく。 ハザマのもとには何も残らない。 「教えてくれよ……」 ハザマは膝から崩れ落ちる。 北岡は自分を頼っているといってくれた。 上田は自分の背中から離れないでいてくれた。 レナは自分を頑張れと励ましてくれた。 ――――それが、どうしようもなく重い。 ハザマの心では、耐えることが出来ない。 もしも、自分の選択が失敗だったら。 その時に死ぬのは、自分だけじゃない。 ゆっくりと両腕を地面へと落とし、何かに従属するように頭を下ろす。 涙を堪えるために目を押さえ、それでも震える声でハザマは呟いた。 「僕と、一緒に居てくれよ……レナ……蒼嶋……」 ――――神の力を手に入れた少年は、どうしようもないほどに人間だった。 【二日目/早朝/???】 【狭間偉出夫@真・女神転生if...】 [装備]:斬鉄剣@ルパン三世、ベレッタM92F(7/15)@バトルロワイアル(小説) [所持品]:支給品一式×2、インスタントカメラ(数枚消費)@現実、真紅の下半身@ローゼンメイデン、USB型データカード@現実、ノートパソコン@現実、 鉈@ひぐらしのなく頃に、琥珀湯×2 [状態]:人間形態、魔力消費(極大) [思考・行動] 0:殺し合いから他の者達と一緒に脱出する。 1:レナ……蒼嶋…… [備考] ※参加時期はレイコ編ラストバトル中。 ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページのユーザ名はtakano、パスワードは123です。 またこれらを入手したことにより、以下の情報を手に入れました。 全参加者の詳細プロフィール 全参加者のこれまでの動向。 現時点での死者の一覧。 各参加者の世界観区分。 nのフィールドの詳細及び危険性。 「彼」が使用したギアスの一覧。 ※目的の欄を閲覧することはできませんでした。 ◆ ◆ ◆ どうして、こうなったのだろうか。 私は全てが欲しかったわけじゃない。 ただ、好きな人達と一緒に居たかっただけだったのに。 父と、姉妹と、貴方と。 ただ、一緒に居たかっただけなのに。 今の私は、ひとりぼっちだ。 月の怪物の背後にすら人が居るのに、私の背中には誰もいない。 私の前にだって、もう誰も居ない。 ――――寄り添ってくれる姉妹も、もういない。 あんなに嫌だったアリス・ゲームの勝者に、私は近づいてしまった。 ――――大きな背中を見せてくれる彼の姿は、もうない。 過ごした想い出は数えるほどしかないのに、後悔は数え切れないほどに浮かんでくる。 もっと早く、お礼を言いたかった。 いつまでも冷たく当たったことを、謝りたかった。 本当は―――――――― 『守るよ。劉鳳さんの代わりとかじゃなくて……俺が守りたいから守るんだ』 ――――本当は、私だって貴方を守りたかった。 なのに。 貴方の優しさも。 貴方との想い出も。 なによりも、貴方自身を。 全部、私が壊したんだ。 ◆ ◆ ◆ 「ウッ……アッ、アアアア……」 翠星石の瞳から涙から零れた。 鏡の奥には、蒼星石が居る。 髪の長い蒼星石が、そこに居る。 翠星石は鏡へと手を伸ばした。 しかし、鏡は翠星石を拒絶するように蒼星石と手を触れ合うだけで留める。 「ア……アア……」 喉から漏れる言葉は言葉でもない哀しみの音。 孤独が鳴らす、罪の音。 鏡の中に居る蒼星石は、翠星石自身。 双子であるがゆえに、常に翠星石を咎める存在。 蒼星石の身体は、血に濡れている。 翠星石が犯した罪に、蒼星石まで染まっている。 胸が痛む。 罪の痛みと、身を焼く太陽の痛み。 太陽に近づきすぎたイカロスが翼を焼かれたように。 翠星石もまたキングストーンの巨大な力の負荷に襲われていた。 それでも、翠星石は殺し合いに乗る。 罪にまみれた翠星石が罪を無くすには、奇跡に縋るしかない。 愛をもう一度見るには、奇跡に頼る他ないのだから。 「ア、アアアッ………!」 言葉も無く、翠星石はただ泣き続けた。 【二日目/朝/???】 【翠星石@ローゼンメイデン(アニメ)】 [装備]真紅と蒼星石と水銀燈と雛苺のローザミスティカ@ローゼンメイデン、キングストーン(太陽の石)@仮面ライダーBLACK(実写) ローゼンメイデンの鞄@ローゼンメイデン、庭師の鋏@ローゼンメイデン、庭師の如雨露@ローゼンメイデン [支給品]支給品一式(朝食分を消費)、真紅のステッキ@ローゼンメイデン、情報が記されたメモ、確認済支給品(0~1) [状態]首輪解除済み、全身に火傷(回復中)、全身にダメージ、精神的ダメージ(極大) [思考・行動] 0:殺し合いに優勝する。 1:銀色オバケ(シャドームーン)を殺す。 [備考] ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※スイドリームが居ない事を疑問に思っています。 ※ローザミスティカを複数取り込んだことで、それぞれの姉妹の能力を会得しました。 ※キングストーンを取り込んだことで、能力が上がっています。 またキングストーンによる精神への悪影響が見られ、やがて暴走へ繋がる危険性があります。 ※nのフィールドに入る能力を取り戻しました。 ◆ ◆ ◆ どうしてこうなったんだろう。 私は普通に生きていたはずなのに。 お姉ちゃんは死んで。 こなちゃんも死んで。 ゆきちゃんも死んで。 みなみちゃんも死んで。 ゆたかちゃんも死んで。 ルルーシュ君も死んで。 五エ門さんも死んで。 アイゼルさんも死んで。 ジェレミアさんも死んで。 私は、生きている。 なんで、私だけ生きているんだろう。 私なんかが、生きてるんだろう。 チラッと横を見るだけで。 ――――血に濡れた道を歩いている私なんかが。 ◆ ◆ ◆ ジェレミアの死は、つかさの精神を蝕んでいた。 多くの人が死に、それなのに自分は生きている。 二人の人間を殺した自分が生きてしまっている。 どこか納得出来ない現実だった。 つかさが生きていること自体が問題なのではないかと、勘違いしてしまうような心持ちになっている。 そんなつかさの脳にV.V.の声が思い出される。 『もう一度会いたい人はいない?』 居ないわけがない。 『理想の世界が欲しくはない?』 欲しくないわけがない。 『短すぎる人生に未練はない?』 ないわけがない。 『本当に、それで後悔はないの?』 それでも、後悔することなんてつかさには許されない。 ――――感謝、している。 こんな自分を赦してくれた人を。 ――――私は……貴公らと出会えた事を、誇りに思う。 後悔することで、彼の騎士の誇りを穢してはいけない。 それでも、つかさの身体は限界だった。 精神が肉体に及ぼす効果は確かに存在する。 心が限界を迎えている以上、無理を推した身体を奮い立たせるものはもうない。 つかさは、ついにそこに座り込んだ。 一人だけだったから、という理由も強いだろう。 「つかさちゃん……」 そこに現れたのは北岡秀一だった。 北岡が求めたものは、つかさの姿。 心身ともに疲弊しきったつかさのことが心配だった。 「北岡さん……」 「ッ……」 その目を見て確信する、つかさは危うい状態であることを。 北岡がどう声をかけるべきか、その言葉を探っていると先につかさが話し始めた。 「お姉ちゃん……弁護士さんになりたかったんです」 「俺と一緒か」 「私は全然考えてないのに……そんな立派な夢なんてないのに……! お姉ちゃんの代わりもできないのに……!」 「……そんなこと言うなよ、つかさちゃん」 北岡が、ついに嘆きの声を出す。 それ以上は聞けなかった。 つかさが自分を否定する言葉を聞くことが出来なかった。 五エ門やつかさとの交流で、いわゆる『お人好し』に流されかけていた北岡には耐えられなかった。 「もっと自分のために生きなよ……生きてくれよ。 そうじゃないと、俺がバカみたいじゃないか」 そして、北岡は懸命に言葉を探す。 沈黙をすればつかさは自己嫌悪の言葉を続けるだろう。 それまでに自身の気持ちを言葉にしなければいけない。 「俺も弁護士だけどさ、立派な目的があったわけじゃないんだよ。 いや、つかさちゃんのお姉ちゃんもそうだってわけじゃないよ? だって、俺とつかさちゃんのお姉ちゃんは別の人なんだから。 それと同じで、つかさちゃんも誰とも一緒じゃないんだよ」 弁護士のくせに人を慰める言葉も出てこない。 人を傷つける言葉なら簡単に出てくるというのに。 北岡は自嘲の笑みを浮かべながら、言葉を続けた。 「だからさ、自分を捨てることだけはやめてくれよ…… 五エ門と一緒に居たつかさちゃんまで居なくなったら、影響されちまった俺が馬鹿みたいだ」 つかさはその言葉に、少しだけ顔を上げた。 それでも顔は晴れない。 北岡は苦心しながら、頼み込むように言葉を続けた。 「……頼むよ、つかさちゃん」 残酷な言葉であることはわかっている。 これがつかさの心にまた重荷を載せることは、わかっているのだ。 それでも、つかさをつかさで居させるためには。 「俺を馬鹿にしないでくれ」 こんな言葉しか、出てくれなかった。 【二日目/朝/???】 【柊つかさ@らき☆すた】 [装備]空飛ぶホウキ@ヴィオラートのアトリエ [支給品]支給品一式×4(水のみ3つ、鉛筆一本と食糧の一部を消費)、確認済み支給品(0~1) 、レシピ『錬金術メモ』、陵桜学園の制服、かがみの下着、 食材@現実(一部使用)、パルトネール@相棒(開封済み)、こなたのスク水@らき☆すた、メタルゲラスの角と爪、 咲世子の煙球×1@コードギアス 反逆のルルーシュ、ジェレミアの確認済み支給品(0~1)、ジェレミアの仮面 [状態]精神的疲労(極大)、ダメージ(中) [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:錬金術でみんなに協力したい。 2:仲間と合流する。 [備考] ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※錬金術の基本を習得しました。他にも発想と素材次第で何か作れるかもしれません。 ※アイゼルがレシピに何か書き足しました。内容は後続の書き手氏にお任せします。 ※会場に連れ去られた際の記憶が戻りました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎(実写)】 [装備]:レイの靴@ガン×ソード、ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎(一時間変身不可)、ブラフマーストラ@真・女神転生if… [所持品]:支給品一式×3(水×2とランタンを消費)、CONTRACTのカード@仮面ライダー龍騎、CONFINE VENTのカード@仮面ライダー龍騎 FNブローニング・ハイパワー@現実(12/13) 、RPG-7(0/1)@ひぐらしのなく頃に、榴弾×1、デルフリンガーの残骸@ゼロの使い魔、 五ェ門の確認済み支給品(0~1)(刀剣類では無い)、昇天石×1@真・女神転生if…、リフュールポット×1、デルフリンガーの残骸@ゼロの使い魔、 贄殿遮那@灼眼のシャナ [状態]ダメージ(中) [思考・行動] 0:殺し合いから脱出する。 1:つかさに対する罪悪感。 2:仲間と合流する。 [備考] ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※一部の支給品に制限が掛けられていることに気付きました。 ※病院にて情報交換をしました。 ※レナ、狭間と情報交換をしました。 ※『多ジャンルバトルロワイアル』のホームページを閲覧しました。 ※会場に連れ去られた際の記憶が戻りました。 ◆ ◆ ◆ 最初は純粋なものでした。 ただ、会いたいという気持ち。 もう二度と会えない人に、死んでしまった人に会うために、奇跡を求めただけでした。 きっと、その考えだけならばなんの罪でもなかったんでしょう。 人間が奇跡を祈るなんて日常の出来事なんですから。 僕もいつかは奇跡を祈ることを想い出に変えて、ただ生きていたでしょう。 だから、本当の罪は、本当の奇跡を見てしまったこと。 そして、奇跡に縋ってしまったこと。 そのために、ひどいことをしてしまったこと。 純粋な願いだろうと、それが現実に触れた途端、欲望に変わってしまう。 僕の願いは他人を踏み台にしてでも叶えるものじゃなかった。 僕は、他の世界で見たんです。 『別の僕』と笑いあう、『ノネットさん』の姿を。 そこに僕が居るのに、そこには僕が居ない。 ならどうする? またギアスを利用して別の僕を殺す? また、他人を踏み台にする? 僕は逃げ出すことしか出来ませんでした。 そして、僕は僕が集めた人たちが殺し合いをし出したことを知りました。 死んでしまうことが贖罪じゃないとはわかっています。 それでも、僕はもう生きられません。 ただ、これだけは何かに残したいんです。 僕はただ。 ――――ノネットさんのことが好きだったんです。 ◆ ◆ ◆ 上田次郎は銃を握りしめ、こめかみから血を流している死体の傍で気絶していた。 上田が求めたものは安全な場所。 つまり、誰もが近寄らない場所である。 V.V.が特別に用意したギアス使いである銀髪の少年の部屋は隔離されている。 志々雄はもちろん、ゾンビ兵も立ち寄れない半ば牢屋じみた部屋だ。 突然、光が溢れだし、気づけば目の前には死体がひとつ。 上田の聡明な頭脳はこの現実に認識機能が溺れだし、気絶した。 しかし、上田は天才である。 何度も何度も気絶し続けているわけではない。 すぐさま、時間にして十分ほどで気絶から目を覚ました。 これは驚くべき速度だ。 通常の人間ならば恐らくそのままたっぷり六時間は気絶し続けるであろう。 少なくとも、上田次郎はそう主張するはずだ。 「君も奇跡にすがってしまった人間か」 奇跡の末路を前にして上田は言葉を漏らす。 思えば、こんな人物は大勢居た。 偽りの奇跡に目を眩ませて、真実を見失う人間。 山田とともに偽りの奇跡を暴露するたびに、このような人間の姿を見てきた。 ――――こんなはずじゃない。 ――――先生がイカサマなわけがない。 ――――イカサマなら私たちは救われないのか。 馬鹿げている。 そもそもがイカサマなのだ、真実ではないのだ。 救いは真実の中にしかない。 イカサマで救われるのならば、それは救いなのではない。 「……君の無念はわからないが」 上田は銀髪の少年をベットに寝かせ、まぶたを閉じさせる。 そして傷跡を隠すように顔に布をかけ、手を合わせた。 「ゆっくりと眠るんだな……君は、よくやったさ。 その結果がどうあれ、愛情は大事なものさ」 【ライ@コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 死亡】 【二日目/朝/???】 【上田次郎@TRICK(実写)】 [装備]ニンテンドーDS型探知機 [支給品]支給品一式×4(水を一本紛失)、富竹のポラロイド@ひぐらしのなく頃に、デスノート(偽物)@DEATH NOTE、予備マガジン3本(45発)、 上田次郎人形@TRICK、雛見沢症候群治療薬C120@ひぐらしのなく頃に、情報が記されたメモ、浅倉のデイパックから散乱した確認済み支給品(0~2)、 ファサリナの三節棍@ガン×ソード、倭刀@るろうに剣心、レイ・ラングレンの銃@ガン×ソード [状態]額部に軽い裂傷(処置済み)、全身打撲 [思考・行動] 0:誰かと合流する。 [備考] ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ◆ ◆ ◆ これが俺の速さだ、俺の文化だ。 誰も止めるな、俺は俺の速さだけを走る。 誰といても、俺は俺なんだから。 ◆ ◆ ◆ ――――これはストレイト・クーガーが意識を失っていた時のこと。 「……どうやら、生きているようだな」 ストレイト・クーガーの視界に広がった世界は、異様な世界だった。 血管を思わせる脈が上下左右の壁に関係なく這り巡っている。 その中に、一つの存在があった。 それは人の形をしていなかった。 単純とも複雑とも取れる、抽象画のようなフォルム。 立体された絵画のような異形の存在が、そこに立っていた。 「田村玲子だ」 異形の存在、田村玲子は短く答える。 文化人を自称するクーガーはその意味を察する。 田村玲子。 後藤という強敵を倒した際に居着いた恩人であり、同居人だ。 本来ならば後藤との戦闘でゴールを迎えていたはずのクーガー。 そのボロボロであるはずのクーガーが未だに最速で走り続けられている要因の一つである。 「ほう……お前の目では、後藤はそう見えていたのか」 「はい?……っと、こいつは、また……」 後藤の姿を連想した瞬間、田村玲子と名乗った怪物が声を弾ませた。 そして、クーガーが田村玲子の視線を追うと、そこに後藤が立っていた。 ただし、クーガーとの激闘を繰り広げた際の獣じみた殺意や鋭さはない。 ただ、そこに立っているだけといった様子の後藤が居た。 「お前が後藤を考えれば、そこに後藤が現れる。そういうところだ、剥き出しの世界なんだよ。 私たちに見えているものは同じだが、違うのだ。私には後藤はこう見えていた」 田村玲子がそういうと、突然奇異な存在が現れた。 それは形容しがたい形状をした、正真正銘の化け物。 後藤もまた怪物ではあったが、しかし、人型をしていた。 怪人と呼べる範囲であった。 しかし、田村玲子が見せた『後藤』はその範囲を大きくはみ出していた。 形容しがたい化け物が、今クーガーの目の前にいるのだ。 「私たちは点なのだな……実に面白い。 点と点が触れ合っている……しかし、私たちの世界が触れ合うことはない」 「それ自体が奇跡、ってわけですか?」 茶化すように呟いたクーガーに、田村玲子という異形の怪物は大まじめに頷いた。 田村玲子にとって、目に映るものは全て真実なのだ。 世界という深淵を覗き込むための、重要な証拠なのだ。 「それに……お前の姿も異形と言えば異形だぞ」 「はい?」 「傷つきすぎている……私が補修しなければ走れないほどにな」 クーガーの身体はボロボロだ。 命の炎を原動力に走り続けているといっても過言ではないほどに。 「そこまで傷ついて、お前は何を求める。広い世界だが、急ぎすぎる理由もあるまい」 田村玲子にとって、それが疑問だった。 クーガーが命を縮めてまで速さを求める理由がわからない。 「文化的に生きましょうよ。喋れる以上は、考えられるうちは、獣のように生きたくはないですからね。 その点、速さは良い。速ければ速いほどいろいろなことが出来る。 速くなければ見れないものがあるなら、命もその通行料ってもんですよ」 「一理あるな」 田村玲子は頷いた。 何かをしなければ見れないものもある。 ついにはわからなかったが、自らが産んだ人間の子供に対して不思議な印象を持っていたことを思い出す。 あれも子供を産まなければ感じなかった印象だ。 「炎髪灼眼の少女を知っているか?」 そろそろクーガーが気絶から目覚める時間であることを田村玲子は感じ取る。 そこで田村玲子は、静かに考えていたことを口にすることにした。 「ああ、シャアさんですか」 「その少女の姿を思い描いてくれ」 シャナであるという訂正を行わずに、田村玲子もまたシャナを連想する。 そして、現れる二つの存在。 姿形の異なる全く別の二人。 しかし、それは紛れもなくシャナという存在だった。 「炎髪灼眼の少女を連想した姿が、私とお前では違うかもしれない。 しかし、特徴をあげようと思えば、私とお前が口にする言葉は同じものになるんだ」 田村玲子の言う灼眼と、クーガーの指す灼眼は絶対的に違う。 しかし、それは田村玲子にとっての『灼眼』とクーガーにとっての『灼眼』が異なるだけのこと。 シャナの瞳は灼眼である、という認識は共通のものなのだ。 「私たちは違うものを見ているが、こうして触れ合うことが出来る。 違う場所にいるのに、我々は共に居なければ生きていけないのだ」 田村玲子は声を弾ませた。 世界が見えた意味を、喜んでいる。 「私も失くしたものは多い……しかし、それでもお前の速さに惹かれている」 「これはこれは。熱烈なアプローチですねぇ」 「その速さの先に、人の意味がある……お前たちの能力に世界がある」 クーガーの軽口を受け流し、田村玲子は謎への興味を口にした。 そして、クーガーへと向き直る。 「だから、さっさと走ってこい。私はお前が走らねばその先が見えんのだ。 早く、私にお前の文化というものを見せてくれ」 突き放すような声。 しかし、期待に満ちた声だった。 クーガーは笑みを深くする。 「遅くなれってならともかく、速くしろっていうのなら話は単純だ」 現状の問題はなんだ? 翠星石への対処。 V.V.の撃破。 シャドームーンとの決着。 全て、問題ない。 速さで取り落としたものは多い。 それでも、速さを捨てる理由にはならない。 ――――速さの先に全てがある。 ストレイト・クーガーの、唯一で絶対の信念だ。 「一緒に探しましょうか、文化の真髄を」 【二日目/朝/???】 【ストレイト・クーガー@スクライド】 [装備]:なし [所持品]:基本支給品一式、昇天石×1@真・女神転生if…、リフュールポット×1 [状態]:出血多量 [思考・行動] 0:速さを証明する。 [備考] ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※総合病院にて情報交換をしました。 ※ギアスとコードについて情報を得ました。 ※真司、C.C.らと情報交換をしました。 ※田村玲子が同化して傷を塞ぎました。アルターについては応急的な処置なので寿命が延びる事はありません。 それ以外の影響があるか否かは後続の書き手氏にお任せします。 ※胸の傷が塞がりました。 ◆ ◆ ◆ なぜ、人は闇を恐れるのか。 『思い出せ』 なぜ、一人の例外もなく闇を克服できないのか。 『思い出せ』 なぜ? 『思い出せ』 忘れてしまったのか、人が闇を恐れる真の理由を。 『思い出せ』 五万年の時を経て、なお、Cの世界に刻まれた恐怖の根源を。 『思い出せ』 太古の時代。 『思い出せ』 人の天に太陽など、月など、光り輝くものなどありはしなかった。 『思い出せ』 天に輝くは黒き太陽、天に煌くは影の月。 『思い出せ』 太陽に照らさせるたび胸をなでおろせ、月を見るたびに思い出せ。 『思い出せ』 人は、闇に支配されていたことを。 『思い出せ』 奴等はゴルゴム。 ――――暗黒の世界を支配する者。 ◆ ◆ ◆ ――――鷹野三四が持ちだした、『殺し合いを破綻させるもの』とはなんなのか。 まず、大事なことは殺し合いそのものを破壊する支給品であり、かつV.V.が誰にも渡すことを是としないもの。 カシャ、カシャ、カシャ 『強大な武器』ではない。 神殺しの炎神そのものであるヒノカグツチやゴルゴムの神剣であるサタンサーベルを支給品しているのだから。 この二つを支給した以上、単純な武器で目くじらを立てて慌てる必要はないのだ。 カシャ、カシャ、カシャ 『ギアスを解除できる機械』ではない。 それを否定するのならばジェレミア・ゴットバルトを参加者として迎えている事実そのものが矛盾となる。 つかさやスザクにギアスキャンセラーを発動させた瞬間にも動かなかったことから、ギアスを解除されることも許容範囲である。 カシャ、カシャ、カシャ 『死人を蘇らせる宝具』ではない。 殺し合いそのものは破綻する。 だが、蘇るだけでは殺し合いからの脱出には結びつかない。 カシャ、カシャ、カシャ 『世界を渡る乗り物』ではない。 翠星石の例から、ギアスによって世界移動への忌避を植え付けられているが、ギアスは解除できる。 移動する手段はローゼンメイデンが持ち得ている以上、そのこと自体を慌てる必要はない。 カシャ、カシャ、カシャ その大きさ自体が武器となる『巨大ロボット』ではない。 V.V.は殺し合いの加速を求めてランスロットを会場に仕込んでいた以上はV.V.が嫌うものではない。 また、鷹野が追い詰められても使用しなかったことも理由の一つに挙げられる。 カシャ、カシャ、カシャ ならば、なんだ? ライダーデッキでも、サタンサーベルでも、贄殿遮那でも、ヒノカグツチでも、ランスロットでも、煉獄でもない。 それでいて殺し合いを破壊してしまう、どうしようもない支給品――いや、『モノ』とは。 カシャ、カシャ、カシャ すなわち『爆弾』であり、『動力』である。 他者はもちろん使用者をも殺す、一人の例外もなく全員を殺してしまうどうしようもない『爆弾』だ。 誰にも介入できない隔絶された異世界という、重要人物を拉致しても介入されない世界を成り立たす『動力』だ。 カシャ、カシャ、カシャ ――――その爆弾/動力は、名を【創世王】と言う。 「惨めなものだな、創世王よ」 死刑執行人じみた緊張感を漂わせながら、シャドームーンは創世王へと歩み寄る。 『人型』を持たず、『心臓』そのものの形を持った創世王。 シャドームーンが望み、キングストーンが導いた存在は創世王だ。 始まりから終わりまで、シャドームーンは創世王が黒幕であると信じていた。 もっとも、その予想は外れていたが。 しかしそれでも、この場には居た。 キングストーンはCの世界を利用した思考エレベーターによって、確かにシャドームーンを創世王の前へと導いた。 『シャドームーン……』 創世王は力なくシャドームーンの声に応えた。 ダロム、バラオム、ビシュム。 三人の大怪人は仮面ライダーBLACKによって撃破され、その仮面ライダーBLACKを倒すためにシャドームーンへと力を分け与えた。 もはや仮面ライダーBLACKは世紀王にあらず、あまりにも巨大なゴルゴム帝国の壁となった。 その仮面ライダーBLACK撃破のために、創世王は力を使い果たしたのだ。 時を司る【神霊】ズルワーンにも、審判と断罪の権能を司る【天罰神】アラストールにも劣りはしない。 創世王はまさしく、創世の王を名乗るに値する力を持ち得ていた。 しかし、現在の創世王は力の残りカスしか存在しない。 世紀王の決闘としては長すぎるブラックサンとシャドームーンの戦い。 すでに『地球を破壊する程度』の力しか残されていなかった創世王。 「……少々、予想とは違ったな。無様な姿だ、創世王よ」 『今はその口ぶりも許そう……ラプラスの魔に、あの憎き白兎に良いように扱われたことも事実ではある』 創世王はシャドームーンの口ぶりを流す。 本来ならばシャドームーンへと雷鎚を落とし、その非礼を罰するはずだというのに。 それが出来ないことが創世王の力が大量に無くなっていることの証明に他ならなかった。 『……シャドームーンよ。V.V.を殺せ』 「無論、そのつもりだ」 『ただでは殺せぬ、奴は不死の擬似コードを所有している。 しかし、私がこの空間へと力の供給を断った瞬間、あの白兎の自在法も解ける。 すでにCの世界との『接続者』ではなくなったV.V.は白兎の自在法によって不死を得ているだけだ。 私がこの場から離れた瞬間、奴は惰弱な餓鬼に戻るのだ』 「ならば来い、創世王よ。キングストーンは揃っていないが……それでも私は次期創世王だ。 貴様を受け入れることは出来る」 V.V.は創世王の莫大な、しかし、全盛期から比べると余りにも微々たる力によって不死を得ている。 シャルル・ジ・ブリタニアによってコードを奪われたことで、V.V.はすでにCの世界にアクセスすることが出来ないのだ。 死の瞬間にラプラスの魔に救われたV.V.。 絶望の間際に、様々な世界を垣間見たV.V.。 かの者の不死も、創世王が自由を得れば消える。 さしものラプラスの魔もコードを与えることはしなかった。 代わりに、物理攻撃に関するものへの不死性を持った擬似的なコードを与えたのだ。 『良かろう、シャドームーンよ。我がゴルゴムに牙を向き続けたブラックサンもすでに死んだ。 V.V.に制裁を与え、五万年の時を超えてゴルゴム帝国を再建するのだ。 人間どもが忘れた、だが、Cの世界に確かに刻まれた恐怖を思いださせるのだ』 「……ブラックサン、か」 『そうだ、私が白兎のもとから離れなかった理由の一つ。 奴らの唯一の功績は、あの仇敵を無様にも死なせたことよ』 カッカッカ、と低い声を震わせて笑う。 仮面ライダーBLACKの死亡。 だが、その瞬間。 シャドームーンの気迫が変わった。 創世王はそれに気づかない。 それほどまでに仮面ライダーBLACKの死を喜んでいるのだ。 「……来い、創世王よ」 シャドームーンは右腕を伸ばし、創世王へと触れた。 その瞬間、キングストーンから光が溢れだし、創世王が光の粒に分解される。 そして、シャドームーンへと纏わりつき始める。 『ク、ククっクくくッくクク……!』 創世王が不気味な笑い声を漏らす。 シャドームーンは沈黙。 光を強さを増し、シャドームーンの肉体を高めていく。 世紀の王から、創世の王への下準備を行なっていくのだ。 その中で、創世王の笑いだけが木霊する。 『ク、ッククカカカ!!』 笑いの正体は、シャドームーンの肉体を強奪する笑い。 創世王の正体とは、創世王に他ならない。 『貰ったぞ、シャドームーン、いや、秋月信彦! 不十分な肉体だが、死よりはマシよ! その意識を闇に沈めるがいい!』 世紀王が創世王になるのではなく、創世王が世紀王の肉体になるのだ。 当然のことだ。 人間が、ゴルゴムの王になれるわけがない。 所詮、人間など単なる生贄に過ぎない。 「――――創世王よ」 しかし、シャドームーンは悠然とした声を発する。 『……なんだ? なぜ、貴様がまだ生きている?』 「私はな、構わなかったんだ」 シャドームーンの声に呼応するように、シャドーチャージャーから発せられる光が強さを増す。 創世王の疑問を塗り潰すように、いや、『創世王の意思を塗り潰す』ように。 創世王ではない、シャドームーン自身の力が増していく。 『これは……キングストーン!? 私を、拒絶しているのか……!?』 全てが予想外。 所詮は器に過ぎない世紀王の意思を、塗り潰すことが出来ない。 「私は、それでも良いと思った」 シャドームーンは言葉を漏らす。 今までの威厳が、少し曇った声だった。 三神官も、この殺し合いでシャドームーンの恐怖に触れた人間も、シャドームーンの声だと認められないような声だった。 「ブラックサンに勝利し、私が創世王としての器であることを確かに証明できたのならば―――― いや、シャドームーンがブラックサンよりも上であることをこの私自身が確信を持って頷けるようになれば。 私は、その後のことなどどうでも良かった。 貴様に意思を乗っ取られようとも、構わなかった」 『ぐぬ……!?』 創世王が呻き声を上げた。 本来ならばシャドームーンの意思は塗り潰され、創世王は新たな肉体を手に入れる。 そもそも、世紀王は創世王のための器なのだ。 ゴルゴムという暗黒帝国が人間などという家畜を王に据えるわけがないのだから。 「だが、もはや叶わぬ夢……貴様の愚かな考えが壊した泡沫の夢……」 『貴様……まさか……!?』 「貴様は殺す。世紀王の戦いを……私とブラックサンを愚弄した貴様だけは殺す」 『馬鹿な! キングストーンが、ゴルゴムの輝石が人間を選ぶわけが!』 キングストーンは創世王を無視するように翠緑の光を発し続ける。 新たなる創世王の誕生を祝福するように。 「キングストーンが私を選んだのではない。私がキングストーンを選び、貴様という意思を排除させているのだ」 ――――真の主を称えるように! 「死ね、創世王。貴様に与える慈悲は、新たなる創世王の血肉となることだけだ」 『フ……フフ……フハハハ!』 創世王は、先ほどとは違った色を持った笑いを上げた。 それは敗者の笑いに他ならなかった。 『それもまた良し……新たなる強さの象徴よ! 良いか、シャドームーンよ! 私が、ゴルゴムが敷いたレールも! これで最後だ!』 これこそが創世の王とまで呼ばれた者が始めて味わった、敗北の快感だった。 敗者だけが味わえる、従属の真の意味を理解した瞬間の快感だ。 『貴様が創る、貴様のゴルゴム帝国を!』 その帝国は地獄の別名だ。 かつて築き上げた自身の地獄を上回る、真の地獄。 その姿を、創世王は幻視した。 『地獄の底から眺めているぞ、シャドームーン!』 創世王の声が消え、キングストーンが放つ翠緑の光も消えていく。 シャドームーンは心身から溢れ出る力を感じ取っていた。 生まれ変わる力、唯一無二の力。 もはや、シャドームーンは並び立つものなき存在となってしまった。 シャドームーンは力から逃げるように天を仰いだ。 絶対の王となったのだ。 「……光太郎」 しかし、無人の広間に響いた声は聴衆を震わせる王の声ではなかった。 どこか暖かな温もりのある、寂しげな人の声だった。 この声こそがシャドームーンではなく、秋月信彦が発した声なのだ。 だが、それは秋月信彦の意思が蘇ったことを意味するわけではない。 むしろ、その逆だ。 ここではない未来には、シャドームーンが手に入れていたかもしれない心が存在する。 秘密結社ゴルゴムという組織は潰えた未来の世界の話だ。 シャドームーンがブラックサンとの、仮面ライダーとの戦いだけを求めた未来ならば。 ゴルゴムの世紀王であるシャドームーンではなく、南光太郎の強敵であるシャドームーンであったら。 あるいは、取り戻していたかもしれない人の心があった。 闇に鎖されていた、心の奥底にしぶとくこびりついていた秋月信彦としての心。 ゴルゴムの世紀王シャドームーンという存在に何ら影響を与えない微々たるものにすぎない。 そんなちっぽけな心でも、いつかの未来に咲いていたはずの人の心だ。 ――――その心の芽が、吐き出した言葉とともに太陽の消えた空間へと溶けていく。 『シャドームーン』と『南光太郎』の因縁が消えてしまった瞬間、『秋月信彦』もまた死んでしまったのだ。 【創世王@仮面ライダーBLACK 消滅】 【秋月信彦@仮面ライダーBLACK 消滅】 【二日目/朝/???】 【シャドームーン@仮面ライダーBLACK(実写)】 [装備] サタンサーベル@仮面ライダーBLACK、バトルホッパー@仮面ライダーBLACK [支給品] 支給品一式、不明支給品0~2(確認済み) [状態] 健康 [思考・行動] 0:V.V.を殺す。 1:V.V.を殺した後、他の参加者を皆殺しにする。 2:狭間との契約は守る。 3:翠星石を殺してキングストーン(太陽の石)を回収する。 【備考】 ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※創世王を取り込みました、どれほどの変化があったかは後続の方に任せます。 ※本編50話途中からの参戦です。 ※会場の端には空間の歪みがあると考えています。 ※空間に干渉する能力が増大しました。 ※nのフィールドの入り口を開ける能力を得ました。 ※狭間偉出夫とシャドームーンは契約を交わしました。内容は以下の通りです。 シャドームーンは主催者を倒すまで他の参加者を殺害しない。(但し正当防衛の場合は例外とする) 狭間はシャドームーンの首輪を解除する。 狭間はシャドームーンが首輪を解除するまで護衛する。 シャドームーンは首輪を解除できれば他の参加者と協力して主催者と戦う。(シャドームーンは会場脱出や主催者の拠点へ侵攻する際は他の参加者と足並みを揃える) 主催者(の黒幕)の殺害はシャドームーンに一任する。 主催者を倒した後はシャドームーンと他に生き残った全ての参加者で決着を付ける。 主催者を倒すまでにシャドームーンが誰かに殺害された場合、狭間は必ずその報復を行う。 ◆ ◆ ◆ 忘れることなど出来ない。 エレナの/巴の/光太郎の、救えなかったものの存在を。 忘れることなど出来ない。 カギ爪の/抜刀斎の/ゴルゴムの、全てを奪った非情の仇を。 忘れることなど出来ない。 ――――なにも変えられなかった、俺達の無力を。 ◆ ◆ ◆ 「君が来たんだ」 V.V.は目の前に現れた存在に笑みを深める。 そして、自身の手札を思い出す。 重要な切り札は擬似コードとでも呼ぶべきもの。 それも、今はない。 奪われたコードはなく、与えられた擬似コードもなく。 ただのV.V.として敵と戦う必要があった。 「やあ、夜明けのヴァン」 そう、敵――――ヴァンと戦わなければいけないのだ。 「今は無職のヴァンだ」 ヴァンはコツコツと地面を叩きながらV.V.へと歩み寄る。 ヴァンにとっても、V.V.にとっても理想の相手だった。 ヴァンにとって目の前の敵は殺せば馬鹿な宴は終わり、C.C.との関係性にもケリがつく相手だ。 V.V.にとってヴァンはC.C.と最も繋がりの深い相手であり、過去に囚われて復讐に走り続ける男だ。 それ以上の意味は無い。 キングストーンが奇跡を起こしても、ヴァンには関係がない。 ただ目の前に敵が居る。 目の前の敵を殺す。 ヴァンの世界はいつだって単純であり、それゆえに苦しみが付き纏っていた。 単純さを殺す複雑さに翻弄され続けたのが、ヴァンの人生だからだ。 「テメエのせいで仕事に失敗しちまってな」 それだけを言うと、ヴァンは蛮刀を構える。 ヴァンは初め、夜明けのヴァンだった。 そこでC.C.との護衛という仕事を得ることで自身が無職であることを確認し、無職のヴァンに転身。 その後、C.C.から契約を破棄されることで再び無職に戻り、そのC.C.と再契約を結ぶことなくC.C.は死亡した。 つまり、現在は無職のヴァンだ。 V.V.を殺し、C.C.との関係性を終わらせない限り、ヴァンが夜明けにありつくことはない。 「だからお前を殺すぜ」 無茶苦茶な理論だが、ヴァンはそれ以上に話すことはないと、お前を殺すと切っ先で訴えていた。 V.V.もまたこれ以上の会話は出来ないと判断すると、一つのカードデッキを構えた。 「変身」 紋章もない、単なるカードデッキ。 V.V.に、裸の王様に残された最後の鎧。 恐怖はない。 少年の時代は常に死と隣り合わせだった。 違うのは、隣には弟がもう居ないということだけだ。 「今なら、僕を殺せるよ。 もうラプラスは居ないし、自在式に力を供給する創世王も離れてしまったからね。 だから……これで、やっと君たちの本音を聞ける」 V.V.は仮面ライダーガイのブランク体へと変身する。 あまりにも弱い、ヴァンがナイトへと変身できれば圧倒されてしまうであろう状態。 しかし、V.V.は西洋剣を手に取ってヴァンへと向き合う。 「ねえ、ヴァン。君は死者の蘇生に興味はないかい? 未来よりも過去が欲しいとは思わないかい?」 「死んだ奴は、生き返らねえ」 ヴァンは弾けるようにV.V.へと斬りかかる。 V.V.はそれを受け止める。 強化されたはずの肉体は、ヴァンの剣撃を受け止めた。 鍔迫り合いのように顔と顔が近づき、V.V.の耳元にヴァンの怒声が響いた。 「死んで残るのは血だ、肉だ! 死んだ奴が笑うわけがねえ! 肉は……笑っちゃくれねえんだよ!」 ヴァンが剣を振るう。 V.V.は顔を歪めながら、しかし、唇を歪ませて武器を構えた。 「それは君の杓子定規で計った理念だろう? 世界は死の奥にも理を持っているんだよ」 「うるせえ!」 「やり直せばいいじゃないか、全部。 今度はもっと上手く、エレナとの生活ももっと充実したものになるよ。 君次第では、全てが上手くいくんだ」 「黙れよ……! その口を開くんじゃねえ!」 ヴァンは構わずに蛮刀を振るい続ける。 ブランク体とは言え、ライダーへと変身したはずのV.V.を凌駕するパワーを持って振るい続ける。 「エレナは死んだ! 巴も死んだ! 光太郎は人間じゃなくなった! 手を伸ばしても届いちゃくれねえ! どれだけ思い出しても……戻りゃしねえ!」 ヴァンと撃ちあうごとに、V.V.は後退していく。 元々が戦闘に秀でていたわけではない。 皇族である以上、訓練を経験したことがないわけではない。 それでも改造人間であり生粋の戦闘者であるヴァンとは天と地ほどに腕前が離れている。 「俺の後悔を偽物だなんて言わせねえ……! 俺の、エレナへの愛を!」 それ以上に、ヴァンの気迫を凌駕するものが。 「テメエ如きが、否定すんじゃねえ!」 空っぽのV.V.には何一つなかった。 「わからないなぁ……!」 しかし、それでもV.V.は必死に言葉を繰り出す。 そこになにか答えがあると信じて。 自分の間違いを見つけることが出来るものがあると。 ヴァンの選択を見ることで、自分を見つけたかったのだ。 「だからって、なんで生き返りを否定するのさ。 元に戻ってやり直せばいいじゃないか」 「そいつは俺じゃねえ……!」 V.V.は西洋剣をがむしゃらに振るう。 ヴァンの技量には太刀打ち出来ずとも、時間を稼ぐことは出来る。 「こんな『俺』を愛してくれたエレナだ、そんな俺を俺が裏切るわけねえだろうが……!」 ヴァンの感情を徒に煽った結果か。 今まで以上の一撃がV.V.へと叩き込まれる。 西洋剣がポキリと根本から折れ、V.V.は武器を失う。 仮面越しに、テンガロンハットの奥のヴァンの瞳を見つめた。 炎が宿っている。 生きている証である、存在の炎を垣間見た。 「俺が! エレナを裏切るわきゃねえだろうがあああああああああああ!!」 裏切り。 その言葉に、V.V.の動きが止まった。 そして、死を目前にしてニューロンが加速する。 世界はスローモーションになり、思考は光を超える。 過る出来事は過去、最初に行った約束。 嘘のない世界、それだけを求めたこと。 兄弟が、兄弟のことだけを考えていた純粋な約束。 「……そうか」 V.V.は刃に切り裂かれる感触を覚えながら、言葉を漏らした。 仮面の奥で、頬が濡れた気がした。 初めはそうだった。 そうだ。 誰が悪いわけでもない。 V.V.自身が、一番大事な人を裏切った。 裏切ってはいけない人を裏切って、夢を捨てたんだ。 「そうだね、ヴァン」 ラグナレクの接続だとか、マリアンヌへの嫉妬だとか。 そんなわけのわからないものに気を取られる必要なんてなかった。 ヴァンは『奇跡』なんて信じられないものよりも、『エレナとの愛』を信じた。 ――――V.V.も、シャルルと自身の兄弟の絆を信じればよかっただけだった。 「君は素敵な馬鹿だ」 仮面ライダーガイのブランク体は鎧の上から袈裟懸けに切り裂かれ。 長すぎた少年期は、死とともに終わりを迎えた。 「……糞が」 ヴァンは悪態を突きながら、その場へと倒れこむ。 幾度もの激闘によってヴァンの身体は疲弊しきっている。 もはや、前へと進むことも出来ないほどだ。 しかし、それでもヴァンは前へと進む意思があった。 「……■■■■」 名前を漏らす。 恐らく、その名前もいつかは忘れてしまうだろう。 当然だ。 共に残したものなどなにもなく、夢の様な出来事で出会っただけの女なのだから。 忘れるのは明日か、一年後か、十年後か。 それでも義理は果たした。 決着はつけた。 いつか消えてしまうものでも、これ以上の責務はもうヴァンにはない。 ヴァンが過去に囚われ続けることはなく、いつか忘れてしまうまではC.C.とのことは想い出として補完され続ける。 夜明けのヴァンから無職のヴァンへと変わってしまっていても。 仕事は、全うした。 C.C.との出来事は、ちゃんと想い出に出来た。 「後は……アイツだな」 脳裏によぎるのは三人の顔。 雪代縁とはケリをつけた。 C.C.の背負った責任は代わりに果たした。 後は、記憶にこびりついた銀色の月との関係だけだ。 「さっさと終わらせるぜ、畜生」 それで、この夢は終わり。 また別の夢に戻るだけだ。 傷だらけの夢が、風に吹かれて転がっている。 欲望の嵐が小さな幸せを吹き飛ばす。 惑星・エンドレスイリュージョンはそんな星。 所詮、宇宙の吹きだまり。 ――――所詮、吹き溜まりの命。 【V.V.@コードギアス 反逆のルルーシュR2 死亡】 【二日目/朝/???】 【ヴァン@ガン×ソード】 [装備]:ヴァンの蛮刀@ガン×ソード [所持品]:支給品一式、ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎、サバイブ(疾風)@仮面ライダー龍騎、昇天石×1@真・女神転生if…、 エアドロップ×1@ヴィオラートのアトリエ、調味料一式@ガン×ソード [状態]:右目欠損、全身打撲、疲労(極大) [思考・行動] 0:カギ爪の男に復讐を果たすためさっさと脱出する。生き残る。 1:シャドームーンを殺す。 [備考] ※バトルロワイアル第二会場へと飛ばされました。 ※首輪が解除されました。 ※まだ竜宮レナの名前を覚えていません。 ※C.C.の名前を覚えました。 ※薄刃乃太刀@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-(先端部欠損)はF-10沿岸部に放置されています。 ◆ ◆ ◆ 「やっと前座が終わったか」 全てを把握し、志々雄は笑みを深めた。 全員の首輪は無くなった。 全員が同じ地に立った。 邪魔をする無能な主催者も居なくなった。 邪魔をする怯懦の欲望鬼も居なくなった。 邪魔をする虚偽にまみれた少女人形も居なくなった。 邪魔をする杜撰な行き当たりばったりの亡霊も居なくなった。 ここにいるのは、純粋な願いを叶える権利を持ったものだけだ。 それでいい。 全ては対等でなくてはならない。 『力』以外で優位に立つ人物が居ることは許されない。 この弱肉強食の理だけに支配される世界でなければダメなのだ。 「誰が仕組んだ地獄だか知らねえが嗤わせるぜ……奇跡の報酬付きの地獄なんざ、天国じゃねえか」 志々雄はククと喉を鳴らし、敵を思い浮かべていく。 「テメエも」 巨大な力を持った創世王を取り込んだシャドームーン。 「テメエも」 愛に振り回され、孤独から離れたからこその苦しみに襲われる魔人皇ハザマイデオ。 「テメエも」 新たなる『向こう側の世界』を見ようとしているストレイト・クーガー。 「だからこそ」 お膳立ては整った。 後は殺すだけだ。 双眸の奥に潜む輝きは、原始の炎。 原始より生命が抱き続けた、闘いの炎。 『志々雄真実』という存在が、確かにそこに居た。 「全員」 全ては、そう。 「俺のために死ね」 振り出しに戻る。 【二日目/朝/???】 【志々雄真実@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-(漫画)】 [装備]:サバイバルナイフ@現実、ヒノカグツチ@真・女神転生if...、サバイブ(烈火)@仮面ライダー龍騎 [所持品]:支給品一式×4、リュウガのデッキ@仮面ライダー龍騎、確認済み支給品0~4(武器ではない)、林檎×7@DEATH NOTE、鉄の棒@寄生獣 マハブフストーン×4@真・女神転生if…、本を数冊(種類はお任せ)、工具@現実(現地調達)、首輪の残骸(銭形のもの)、首輪解除に関するメモ 逆刃刀・真打@るろうに剣心、玉×5@TRICK、紐とゴム@現実(現地調達)、夜神月が書いたメモ、 鷹野のデイパック(魔力の香@真・女神転生if...、体力の香@真・女神転生if...、その他不明支給品)) [状態]:各部に軽度の裂傷、首輪解除済み [思考・行動] 1:殺し合いに優勝する。 2:気が向いたらガリア王国のジョゼフを持て成す。 3:翠星石の中のキングストーンが欲しい。 [備考] ※クーガー、C.C.、真司らと情報交換をしました。 ※ギアスとコードについて情報を得ました。 ◆ ◆ ◆ ――――これは墓無き者たちの宴。 ――――忘れ去られる者たちの最後の煌めき。 時系列順で読む Back ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅱ Next Re turn 投下順で読む Back ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅱ Next Re turn 170 ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅰ 志々雄真実 173 叶えたい願い-柊つかさ 170 ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅱ ヴァン ストレイト・クーガー シャドームーン 翠星石 柊つかさ 北岡秀一 狭間偉出夫 171 Re turn 上田次郎 172 C MON STRANGE POWER V.V. GAME OVER
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[名前]稲田瑞穂 [出展]バトル・ロワイアル [演優]木下統耶子 [性別]女 [年齢]中学三年生 [一人称]私 香川県城岩町立城岩中学校3年B組女子1番。 目の上で切りそろえた前髪が特徴という以外詳しい容姿は不明。 同じクラスの気弱で優しい江藤恵、ジャ〇ヲタの南佳織らと親しい。 本人は元々単なる占いオタクだったが、町の占い屋で宇宙の聖なる一族ディキアンの生き残りであるとのアフラ・マズダの啓示を受け取って以来、普段から光の戦士「プリーシア・ディキアン・ミズホ」に完全になりきっている怪人物。 プログラム中では殺し合いを止めるよう呼びかけた同級生、北野雪子と日下友美子(ミズホ曰く勇敢な平民)を虐殺した悪魔・桐山和雄を発見して天誅を加える事を決意。 彼を探し回った末に同じ魔女である相馬光子さえも殺害している彼を発見して奇襲をしかけるが、額と胸を拳銃で打ち抜かれあっさり死んでしまう。 この時点でプログラムの残り人数は5人にまで減っていた。 序盤から時折名前のみは出ていたが、本人の登場総数は僅か3ページに過ぎない。 作中は終始敬語で話していたが、アフラ・マズダとの交信時以外もこういった口調なのかは不明。 [能力] 自称光の戦士であり、首から下げた聖なる水晶(実はガラス玉)を握ることによって光の国(というか彼女の脳内)に住んでいる神アフラ・マズダとの交信が可能。 アフラ・マズダはミズホに戦士として様々な助言を与えてくれるが、どうもかなり適当かつミズホにとって都合のいい神様である。 またアフラ・マズダはミズホが正義の心の持ち主と認識した相手に光の戦士としての称号を授けてくれるようだ(前述の親友・南佳織もローレラ・ローザス・カオリという真名を授かっていたが、当然相手にしていなかった。いじめられっこだった江藤恵はか弱い平民とみなされているらしく戦士の称号は無い)。 また光の戦士の能力として武器を聖なる武器(例えばただのナイフを光の剣に)に変える事が 可能。ただしこれは彼女の妄想に過ぎない(と思う…)。 桐山を探してかなり激しく島中を歩き回っていたにもかかわらず、桐山に襲い掛かるまで誰とも遭遇していない。 運もあるだろうが、ある程度以上のサバイバル能力は有していると思われる。 また基礎体力も女子としてはかなり高いようだ。 作中では発揮する機会がなかったが、占いオタクなのでそちら方面への造詣も深いと思われる。 戦闘力に関しては対桐山戦での惨敗ぶりを見るに皆無と言って等しい。 ただ危険人物とみなした人間は一切躊躇なく殺害を試みる危険思想の持ち主なので、一般人参加者にとってはけっこう脅威かも知れない。 [性格] 三村信史の評したとおりかなりの電波少女、重度の厨二病である。 プログラム中も揺らぐこと無く普段通りに光の戦士として振舞っていた辺りかなりの思い込みの激しさと、強靭な精神力を併せ持っている。 偏った正義感の持ち主で、不良生徒を普段から悪魔、魔女等と呼んで憎悪していた。 しかし上記の正義感の強さからプログラムに関しては乗る意思はまったく無かった。 殺し合いを止めるよう呼びかけていた二人を勇敢と評しており、殺害対象とした桐山に関しても彼がプログラムに乗っていると判断したための行動である。 政府の役人が睨みを利かせる教室ではおとなしくしていたり、桐山が隙を見せる(と思い込んでいただけだが)まで息を潜めているなど冷静な判断力もある程度備わっているようだ。 一方で死んだ南佳織の事をアフラ・マズダに対する信仰心が足りなかったと切り捨てたり、 もう一人の親友江藤恵に関しては思い出すそぶりも見せないなどドライな側面も。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 稲田瑞穂の本ロワにおける動向 初登場話 022 光と亀 登場話数 4 スタンス 危険対主催 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 亀山薫 仲間 マウンテンカメール 貴方 水の戦士 022 光と亀 桐山和雄 敵対 殺人鬼 未遭遇 三村信史 中立 クラスメート 未遭遇 千草貴子 中立 クラスメート 未遭遇 織田敏憲 中立 クラスメート 未遭遇 上田次郎 仲間 ウェーダーマンネクスト 貴方 大地の戦士 070 Blood bath シャドームーン 敵対 悪と認識 070 Blood bath 東條悟 中立 070 Blood bath ミハエル・ギャレット 中立 070 Blood bath 由詑かなみ 仲間 かなみ 守護する 070 Blood bath 前原圭一 敵対 あなた 殺害する 093 上田次郎は二人の狂人を前に気絶する 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ □ □ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ □ ■ □ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E-6北部→F-7図書館内→F-5公園→E-5山道
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[名前]ジェレミア・ゴットバルト [出展]コードギアス 反逆のルルーシュ [声優]成田剣 [性別]男 [年齢]29 [一人称]私 [二人称]呼び捨て・君・お前・貴様・貴公・○○様 [三人称]あの○○(者、男、女、お方など) ブリタニアの名門であるゴットバルト家出身で、辺境伯の爵位を持つ。 野心家ではあるがその行動原理は皇族への高い忠誠心が主であり、ルルーシュ・ランペルージの母であるマリアンヌのことを敬愛していた。 初任務としてマリアンヌの住むアリエス宮の護衛を命じられるも、彼女を守り切れなかった過去を持つ。その後悔から皇族を守り抜くという決意を固め、純血派を結成しそれを率いる若手将校となる。 名誉ブリタニア人の枢木スザクに皇族暗殺の罪を着せて純血派による軍の掌握を謀ったが「オレンジ」というハッタリにより汚職を示唆された上、ゼロ(ルルーシュ)のギアスにかかり見逃がしてしまう。 以後周囲より「オレンジ」と蔑まれ、軍での階級は3階級降格処分となり完全に失脚、ゼロに深い恨みを抱くようになる。 後の戦闘で身体に深刻なダメージを受けてMIA(戦闘中行方不明)となり、軍の死亡者リストにも名前が載った。 その後バトレー傘下の研究員からC.C.(CODE-R)の特性を疑似的に再現するための実験適合生体としての改造を受け、左半身と背中を中心に機械化された。 ブラックリベリオン時に未調整のまま覚醒し、ゼロのブリタニア軍への降伏通告を聞いてその情念が暴走。 支離滅裂な言動でバトレーらの制止を振り切り、ジークフリートでゼロの搭乗するガウェインを討つべく追跡し猛攻を加える。 最終的に神根島までゼロを追いかけるが、C.C.が操るガウェインによって海底へと押し込まれC.C.と共に沈んでいった。 その後V.V.率いる嚮団によりジークフリートともに救出され、組織から度重なる再改造を施された。結果ギアスを無効にするギアスキャンセラーを手に入れ、サクラダイトを動力源とした完成体となる。 ルルーシュ討伐のためエリア11へ派遣されるが、その目的はマリアンヌの遺児であるルルーシュが戦う真意を確かめることだった。 ルルーシュの行動原理を知ってからはルルーシュを主君と定め忠節を尽くすようになり、ルルーシュの懐刀として多大な戦果を挙げた。 [能力] KMF操縦技量は高くブリタニア軍では指揮官を任されるほどの地位だった。 生身でも篠崎咲世子を相手に互角に戦うなど、高い戦闘力を見せている。 改造後は両手に装着したグローブに仕込まれた剣を主武装としているが、このロワでは改造された両手に直接剣が仕込まれている。 食事を必要としない身体だが、度々酒を飲むシーンが見られるため飲食ができないわけではないらしい。 普段は仮面に覆われている左目にはギアスキャンセラーの他に、煙幕の中を見通す暗視機能も付いている。 [性格] 一期では好戦的な性格で、KMF戦では指揮官にも関わらず自ら出撃することが多かった。 改造後は冷静な性格となり「オレンジ」と呼ばれても激情を見せることは無く、「それは我が忠誠の名前」と誇るまでになっている。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する ジェレミア・ゴットバルトの本ロワにおける動向 初登場話 011 盤上のトリック劇場 登場話数 4 スタンス 対主催 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 ルルーシュ・ランペルージ 仲間 ルルーシュ様 あなた 主君 未遭遇 枢木スザク 中立 枢木スザク 君 かつての同僚 未遭遇 C.C. 仲間 未遭遇 ロロ・ランペルージ 仲間 未遭遇 篠崎咲世子 仲間 君 SP 未遭遇 山田奈緒子 仲間 奈緒子 貴女 民間人→協力者 011 盤上のトリック劇場 雪代縁 敵対 H-3東側にて戦闘 051 LOST COLORS アイゼル・ワイマール 仲間 アイゼル 貴女 民間人→協力者 063 オレンジ焦燥曲 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ □ □ ■ □ □ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G-2ホテル→G-2ホテル前→H-3ショッピングモール→H-3東側→H-4エリア最西端→H-6橋の上→H-7市街地
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マルチジャンルバトルロワイアル 様々な作品のキャラを使ってバトルロワイアルを行うリレー小説企画。 小説・漫画・アニメのキャラが入り乱れている事から、このタイトルとなった。 略して○ロワ。別に見るのに●は要りません。 このロワの特徴として挙げられるのは、火種の多さだろうか。 繰り返される大人数バトル、三つ巴等当たり前。 それぞれの思考が入り混じったバトルは圧巻の一言である。 そして地下に広がる広大な空間、解決していない数多くの謎。 これらもこのロワの特徴だ。 マーダーの質も高く、第二回目の放送までに約半数が脱落。 今現在の生存者は4割にまで進んでいる。 未だ主催も姿を現さないが、○ロワも既に中盤。 色々な意味でこれからが正念場と言えるだろう。 長らく停滞していたが、2012年に再始動。 2012/1/4に第四放送が投下。参加者も残り14名まで減少した。 驚くべきことはマーダーのTOP陣営がほぼ生き残っていること、 そして未だに真の主催の姿が明らかになっていない点である。 このロワがどのような結末を迎えるのか、未だに予断を許さないといえるだろう 主催者 進行役 ギラーミン@ドラえもん 黒幕 ??? 参加者 6/6【うたわれるもの】 ハクオロ / エルルゥ / アルルゥ / ベナウィ / カルラ / トウカ 6/6【BACCANO!】 フィーロ・プロシェンツォ / エルマー・C・アルバトロス / ラッド・ルッソ / クリストファー・シャルドレード / グラハム・スペクター / クレア・スタンフィールド 6/6【ひぐらしのなく頃に】 前原圭一 / 竜宮レナ / 園崎魅音 / 北条沙都子 / 古手梨花 / 園崎詩音 5/5【スクライド】 カズマ / 劉鳳 / ストレイト・クーガー / 橘あすか / 無常矜侍 5/5【ローゼンメイデン】 桜田ジュン / 真紅 / 翠星石 / 蒼星石 / 水銀燈 5/5【ワンピース】 モンキー・D・ルフィ / ロロノア・ゾロ / ウソップ / トニートニー・チョッパー / サー・クロコダイル 4/4【ジョジョの奇妙な冒険】 東方仗助 / 広瀬康一 / 吉良吉影 / ジョルノ・ジョバァーナ 4/4【とある魔術の禁書目録】 上条当麻 / 御坂美琴 / 一方通行 / 土御門元春 4/4【ポケットモンスターSPECIAL】 レッド / イエロー・デ・トキワグローブ / サカキ / ミュウツー 3/3【終わりのクロニクル】 佐山・御言 / 新庄・運切 / ブレンヒルト・シルト 3/3【トライガン・マキシマム】 ヴァッシュ・ザ・スタンピード / ニコラス・D・ウルフウッド / リヴィオ・ザ・ダブルファング 3/3【Fate/Zero】 衛宮切嗣 / アーチャー(ギルガメッシュ) / ライダー(イスカンダル) 3/3【BLACK LAGOON】 レヴィ / バラライカ / ロベルタ 2/2【コードギアス ナイトメアオブナナリー】 ナナリー・ランペルージ / ゼロ 2/2【ドラえもん】 ドラえもん / 野比のび太 2/2【WORKING!!】 小鳥遊宗太 / 伊波まひる 1/1【ARMS】 高槻巌 1/1【あずまんが大王】 春日歩 65/65 外部リンク 支援サイト マルチジャンルバトルロワイアル@wiki マルチジャンルバトルロワイアルしたらば避難所 マルチジャンルバトルロワイアルB-1ルート@wiki←現在稼働中のB-1ルートに特化したwiki マルチジャンルバトルロワイアルB-1したらば避難所←上のしたらば スレッド いろんなジャンルの作品キャラでバトルロワイアル マルチジャンルバトルロワイアルpart2 マルチジャンルバトルロワイアルpart3 マルチジャンルバトルロワイアルpart4 マルチジャンルバトルロワイアルpsrt5 マルチジャンルバトルロワイアルpart6 マルチジャンルバトルロワイアルpsrt7 マルチジャンルバトルロワイアルpart7(実質8) マルチジャンルバトルロワイアルpart8(実質9) マルチジャンルバトルロワイアルpart10 マルチジャンルバトルロワイアルpart11 マルチジャンルバトルロワイアルpart12 マルチジャンルバトルロワイアルpart13 マルチジャンルバトルロワイアルpart14 マルチジャンルバトルロワイアルpart15 マルチジャンルバトルロワイアルpart16 マルチジャンルバトルロワイアルpart17 マルチジャンルバトルロワイアルpart18 マルチジャンルバトルロワイアルpart19 マルチジャンルバトルロワイアルpart20 マルチジャンルバトルロワイアルpart20(実質21)(現行スレ)
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第五回放送 おはよう、皆。 二日目の朝、六時――五回目の放送の時間だ。 これが最後の放送になるかも知れないね。 だから心して聞いて欲しい。 今まで通り、一度しか言わないからね。 皆忙しそうだから、手短に行こう。 まずは禁止エリアの発表だよ。 A-9 H-5 F-2 続いて死者を発表するよ。 C.C. ジェレミア・ゴットバルト 雪代縁 これで、生存者は九人。 遂に一桁になってしまったね。 僕も知り合いがいなくなってしまったから、とても寂しいよ。 けれど……分かるよね。 あと八人殺せば、君の望みが叶う。 六十人以上いた参加者の中の、たった八人なんだよ。 今は仲間と結束したつもりでいる君も……本当にいいのかな? もう一度会いたい人はいない? 理想の世界が欲しくはない? 短すぎる人生に未練はない? 本当に、それで後悔はないの? 残された時間は、そう長くはないよ。 けれど君が真剣に、必死に考えた末での選択ならば、僕はそれを尊重したいと思う。 じゃあ……直接会って話せる時を、楽しみにしているよ。 それがどんな形になったとしても――ね。 ▽ 古時計の置かれた放送室を離れる。 別室に入り、壁一面を埋め尽くす液晶画面の群れを眺めてから、V.V.は短く息を吐き出す。 画面一つ一つが会場の各所を映し出しているが、その中で目立った動きがあるのはごく一部のみだった。 既に殺し合いは終わりに向けて収束しつつあり、参加者が残っているのはF-10沿岸部だけなのだ。 「煉獄とらんすろっとを使い潰して、結局死んだのはくたばり損ない一匹か。 てめぇの世界御自慢のないとめあとやらも大した事はねぇようだな」 ただ一人、今V.V.の目の前にいる志々雄真実を除いては。 志々雄の辛辣な物言いに、V.V.は苦笑を混じらせて応える。 「煉獄は相手が悪かったね。 ランスロットも、あのサザーランドは彼用にチューンしたようなものだから。 ……それでランスロットが落ちるとも思っていなかったんだけどね」 志々雄は胸の前で腕を組み、小柄なV.V.を高見から見下ろしている。 見下すのではなく値踏みし、真意を測ろうとする視線だ。 「贔屓が過ぎるように見えるぜ」 「サザーランドの事かい?」 「いいや……てめぇの知り合い連中の事だ」 「…………」 それまで常に薄い笑いを張り付けていたV.V.の口元が引き締まり、対照的に志々雄の笑みが深まった。 V.V.は自身が見せた隙に気付き、すぐに薄ら笑いを張り直す。 志々雄が会場を脱出してから既に九時間程が経過しており、情報収集や分析をする時間もあったという事なのだろう。 「僕は、六十五人の参加者全員の選択を平等に見届けたいと思っているよ。 ……でも確かに、彼らの選択を特に気に掛けていた。 それは否定出来ないね」 「ロロはそこに入らなかったらしいな」 「……うん。 彼だけは少し事情が違うんだよ」 V.V.は想いを馳せる。 『多ジャンルバトルロワイアル』という催しを開くよりも、考えつくよりも更に前に見た景色に。 そして一つずつ志々雄に語っていく。 「僕は一度、死ぬはずだった」 嚮団殲滅戦。 ルルーシュらの攻撃で致命傷を受けたV.V.は、実の弟シャルルにコードを奪われて死ぬ運命にあった。 そこに現れたのがラプラスの魔であり、歴史が歪んだ瞬間だった。 それが全ての事の始まり。 志々雄は腕を組み直し、黙って続きを促した。 「ラプラスに助けられた僕は、彼に連れられて色んな世界を見たんだ。 僕が生きていたのとは全く別の世界や惑星、君がいた明治時代の日本。 それに……本来僕が見るはずのなかった、僕の世界の未来も」 ――それでも俺は……『明日』が欲しい!!! V.V.が、シャルルが、C.C.が、マリアンヌが望んだ『昨日』への回帰。 V.V.の甥であるシュナイゼルが得ようとした『今日』の維持と停滞。 その二つを否定して、ルルーシュは『明日』を求めた。 そして世界が『明日』へと向かっていくのを、V.V.はラプラスと共に眺めていた。 「このバトルロワイアルに参加した彼らは、ゼロ・レクイエムという計画に賛同した――『明日』を求めた者達なんだ。 もっとも、思想に共鳴したと言うより『ルルーシュが求めたから』従った者もいただろうけどね」 ルルーシュとスザクを中心として、それに協力したC.C.、咲世子、ジェレミア。 ロロはそこに至る前に死亡していたが、彼の死がゼロ・レクイエムの発端の一つになったのだから無関係ではない。 だからこそ彼もバトルロワイアルの参加者として選ばれた。 「僕は、気になっていた。 ゼロ・レクイエムを知る前の彼らでも同じ選択をするのか。 参加者全員を見てはいても、彼らがきっかけだったからね……そこは、君の言う通り。 贔屓、だったのかも知れない……ほんの少しだけなんだけど、ね」 ルルーシュのギアスは使い方次第でどんな相手でもねじ伏せるものだが、制限されているのは直接相手や自分の生死に関わる命令のみ。 同じギアスユーザーであるロロのそれに比べ、緩い枷と言える。 C.C.には選択肢を広げる為に敢えて不死性を喪失させたものの、そうする為に払った労力は小さくなかった。 少なくともV.V.だけの力では、コードに干渉する事など不可能だっただろう。 スザクには参加者中で彼にしか扱えないKMF、それも一部ではあるがミラーワールドに侵入出来るものを用意した。 サザーランドは多くの参加者が搭乗出来るだろうが、ジェレミアのスペックが最大限に活かされるよう改造している。 咲世子には女性用の支給品としては最も強い部類に入るファムのデッキを与えた。 参加者ごとに支給品や制限の強さはバラつきがある。 一つ一つであれば気にする程のものではないだろう。 しかし他の参加者よりも多くの情報を得た志々雄にとって、それは違和感として残ったようだ。 事実ゼロ・レクイエムに直接関わっていないロロを除き、何かしらの優位がある。 「ゼロ・レクイエムは簡単に言えば、悪者を一人つくって。 その一人に全ての罪を被せて殺す事で、世界中の憎しみを解決しようとしたんだよ」 「随分都合の良い話だな」 「うん。だから遠からずあの世界では、再び戦争が起こるよ。 仮面の英雄がどんなに奔走しても、根本的な解決は何もしていないのだから。 僕らの計画が進んでさえいれば、憎しみも争いも、悲しみも嘘もない世界になっていたのにね」 全人類の意識を一つにする。 全てを共有すれば、あらゆる嘘は意味を失くし争いが消える。 死んだ人間とすら共にいられる理想郷。 V.V.達が志したそんな『昨日』なら、或いはシュナイゼルの治める『今日』ならば、戦争はなくなっていたかも知れない。 だが、そうはならなかった。 「……でもね。 『明日』を求めた彼らだって、そんな事は分かっていたと思うんだ。 それでも『明日』を求めたのは何故なんだろうって……思ってね」 そして、口にする。 あの未来を見てしまってから、心に溜まり続けていたものを。 「……ねぇ、志々雄」 画面に照らされて浮かび上がる包帯姿の怪人は、まともな答えを期待出来る相手ではない。 だとしても、胸の中でくすぶり続けていた疑問を呟いた。 「僕達は、――僕は……間違っていたのかな」 「それを俺に訊いてどうしようってんだ。 そもそも『争いを無くす』なんざ俺とは全く相容れない考えなのは知ってるだろ」 間髪入れず、考えていた通りの冷めた返事にV.V.は僅かに肩を落とす。 しかし志々雄は素っ気ない返しとは裏腹に楽しげだった。 「信じれば裏切られる、油断すれば殺される、殺される前に殺れ。 現世ってのはそういうもんだ、てめぇはそれを分かっているから根本のところを変えようと思ったわけだ」 饒舌に語る志々雄。 「実際てめぇも弟に殺されかけたわけだしな」と付け足した上で、顎に手を当てて続ける。 「世の中が地獄だって事を理解している。 それを何とかしようとして世界を丸ごと作り変える計画を立てた。 この二点だけなら、甘い事や綺麗事を抜かしやがるだけの連中よりは評価出来るぜ」 「……ふふ。 君にフォローされるとは思わなかったよ」 肩を小さく揺らして笑う。 そして、改めて問い掛ける。 「君なら――どれを選ぶ?」 過去か、現在か、未来か。 何を分かり切った事を訊いているのかと、そう言いたげに志々雄は肩を竦めた。 「俺をただの殺人狂と思っちゃいねぇだろうな。 まぁ半分は正しいが」 冗談めかしながら、しかし細めた目は鋭利なままだ。 「俺の最初の目的は国盗り……動乱を起こして脆弱な明治政府を倒し、俺が頂点に君臨する。 そして俺が真に強い国にしてやる、それが俺の弱肉強食であり正義だ。 つまり、俺は俺で国の未来を憂いているんだぜ」 今となってはその規模を“世界”に広げてはいるが、志々雄の根幹は何も変わらない。 生粋の悪でありながら、人を惹きつけてやまない革命家。 誰よりも今の状況を楽しむ狂人は、堂々と言い放つ。 「『昨日』踏みつけた屍に用はねぇ。 『今日』に留まるなんざ温すぎて欠伸が出る。 俺が見ているのは『明日』だけだ」 未来に向けて、貪欲に手を伸ばす。 炎のように全てを飲み込もうとしている。 業火を思わせる熱に、V.V.は寂しさすら感じていた。 「……そう。 君も『明日』が欲しいんだね」 「気にしていた知り合い全員が死んで、少しは疑問も片付いたんじゃねぇのか?」 「いいや、まだ……分からない。 だから僕は、最後に残った彼らの選択が楽しみなんだ」 志々雄から視線を逸らす。 画面の中の景色は未だ動き続けている。 「例え僕が死んだとしても、戦いは終わらない」 映し出される薔薇乙女と世紀王。 どちらかが倒れない限り――否、このままなら両者が倒れない限り、元凶が排除されたとしても殺し合いは続く。 だからこそ彼らは選択を迫られる。 「そしてきっと僕も、選択する事になるんだろう」 何を、とは敢えて言わず。 話が途切れると、志々雄も視線をV.V.から外して部屋の出入り口へ向けた。 「随分悠長に話をしているが、そいつは不死者の余裕か? そろそろ来てもおかしくないぜ」 「そうだね……“alter”は進化を意味する言葉。 アルター使いとして覚醒した梨花を、観柳程度で止められるとは思えない」 アルター使いの成長率は未知数で、コードによる不死に甘んじていては足下を掬われかねない。 薔薇水晶も独自の考えに従って動き始めており、想定外の動きをする可能性がある。 「でも、僕も全てを見届けるまでに倒されるつもりはないからね。 梨花には悪いけど、思い通りにはさせられないよ」 梨花もまた、皆と生きる『明日』を求めて百年の戦いを乗り越えてきた人物だった。 その事を思い返しながら、V.V.は怪人と共に殺し合いを静観する。 そして物語はV.V.すら知らない結末へと向かう。 【二日目/第五回放送/???】 【志々雄真実@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-(漫画)】 [装備]:サバイバルナイフ@現実、ヒノカグツチ@真・女神転生if...、サバイブ(烈火)@仮面ライダー龍騎 [所持品]:支給品一式×4、リュウガのデッキ@仮面ライダー龍騎(一時間変身不可)、確認済み支給品0~4(武器ではない)、林檎×7@DEATH NOTE、鉄の棒@寄生獣 マハブフストーン×4@真・女神転生if…、本を数冊(種類はお任せ)、工具@現実(現地調達)、首輪の残骸(銭形のもの)、首輪解除に関するメモ 逆刃刀・真打@るろうに剣心、玉×5@TRICK、紐とゴム@現実(現地調達)、夜神月が書いたメモ、 鷹野のデイパック(魔力の香@真・女神転生if...、体力の香@真・女神転生if...、???@???、その他不明支給品)) [状態]:各部に軽度の裂傷、首輪解除済み [思考・行動] 1:ぶいつぅの掌の上にいる。(飽きるまで) 2:気が向いたらガリア王国のジョゼフを持て成す。 3:翠星石の中のキングストーンが欲しい。 4:間引く。 [備考] ※クーガー、C.C.、真司らと情報交換をしました。 ※ギアスとコードについて情報を得ました。 時系列順で読む Back メギド――断罪の炎――(後編) Next ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅰ 投下順で読む Back メギド――断罪の炎――(後編) Next ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅰ 166 package h.GRY.ed 志々雄真実 170 ハカナキ者達の宴-Aurora Dream- Ⅰ V.V.
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[名前]後藤(苗字のみ、名前なし) [出典]寄生獣 [性別]不明 [年齢]生まれたばかり [一人称]おれ [二人称]おまえ、きさま [三人称]あいつ 寄生生物全般に言えることだが、性という概念があるかどうか怪しい。 というのも、作中でSEXをした寄生生物2体がいるにはいるのだが、その生物が作った子供は寄生生物ではなく人間である。 本来の性が子孫を残すための仕組みであると考えると、後藤をはじめとする寄生生物に性があると考えるのは早計。 おまけに後藤の場合は、その名の通り「5頭」の寄生生物が人間に寄生した物であるため、そもそも「5頭」に性別はあるのか?という疑問も残る。 ただし、この「5頭」に関しては作中のミギー曰く「あれで一個の生命」らしいので、ここら辺は定義が難しい。 田村玲子曰く、「彼(後藤)はわたしが実験により創りあげたか弱い仲間の1人ではあるが……無敵だ」。 [外見] 自在に変形でき、一つに定まらない。 作中で最も有名なのは7巻のvs泉新一の時の痩せ形長身、細面の格好であろうと推測されるが、5巻冒頭に出てくる丸顔でタンクトップ姿のものも後藤である。 10巻では「この森では人間の形をしている必要もないのでな」と言って化け物丸出しの格好をしている。 [能力] 寄生生物が持つ基本的能力はすべて有している。 すなわち高速変形、硬質化と言った運動機能。どこでも脳味噌になれる知的機能。 寄生部分が考え、動き、硬質化し、時に攻撃したり、防御したり、考えたり、目になったり、耳になったり、という機能は他と変わらない。 後藤の場合は体内の内臓器官以外ほとんど全て寄生生物であるため、上述の能力を持った細胞がほぼ全身に行きわたっている。 ただし、所詮は寄生生物なので人間の部分を狙われると弱い。またいくら硬質化できるといっても硬質化したまま高速で動くことはできず、高速で動くためには硬質化した部分とそうでない部分の両立が必要となり、結果として硬質化部分に隙間(作中の表現では「プロテクターの隙間」)が出来ることになる。 なお、実際の戦闘力は作中9巻の描写が参考になる。 [性格] 寄生生物は人間に対して、生物レベルでの根源的なところで憎しみを持っている。 「この種を食い殺せ」という命令を寄生した時に受信しているらしい。 さらに後藤はそれが数匹分集まり増幅することで、戦いを求め続ける戦闘マシーンになった。 作中では自身を「単なる野生生物だよ[9巻157ページ]」と表現している。 しかしその一方で「そういえば田村玲子がよくいっていた。我々は何のために生まれてきたのかと。いまさらどうでもいいことだが、一つ分かったことがある。俺にとっては戦いこそが……」ともいい、ただの野生生物ではなく戦闘狂の一面も見せている。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 後藤の本ロワにおける動向 初登場話 008 私がトーキョーに送ってあげる 登場話数 4 スタンス マーダー 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 敵対 ルイズちゃん(三木) 君(三木) 捕食する 008 私がトーキョーに送ってあげる 真紅 敵対 お前 殺害する 055 少女と獣 竜宮レナ 敵対 襲撃する 055 少女と獣 泉新一 敵対 お前 最優先で狙う獲物 未遭遇 田村玲子 中立 生みの親 未遭遇 泉こなた 敵対 歯ごたえのなさそうな人間 072 Ultimate thing 平賀才人 敵対 捕食する 072 Ultimate thing 園崎詩音 敵対 歯ごたえのなさそうな人間 072 Ultimate thing 斎藤一 敵対 お前 捕食する 072 Ultimate thing ストレイト・クーガー 敵対 G-10南西部にて戦闘 072 Ultimate thing 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ □ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ □ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F-10地図にない民家の前→E-10北部→G-10南西部→F-9教会
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[名前]緋村剣心 [出典]るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- [声優]涼風真世 [性別]男 [年齢](初登場時)28 [一人称]拙者、俺 [二人称]○○殿、呼び捨て、お主 [三人称]あやつ 原作の主人公。短身痩躯(身長158cm、体重48kg)で赤い髪と左頬にある十字傷が特徴。 28歳だがそう見えないほどに若々しい外見をしている。 全国を放浪する剣客「流浪人(るろうに)」だが、実は飛天御剣流の使い手で「人斬り抜刀斎」と恐れられた元長州派維新志士。 明治11年に神谷活心流道場を訪れ、その後黒笠事件・志々雄真実の乱など様々な事件を解決して日本を影から護り続けた。 [能力] 戦国時代に端を発する古流剣術「飛天御剣流」の使い手。 ひとたび戦いとなれば「逆刃刀」という峰と刃が逆転した刀で人智を越えた剣技を繰り出し、その戦闘力は軍の一個大隊をも凌ぐ。 使用する技は下記を参照 龍槌閃(りゅうついせん) 空高く飛び上がり、自然落下を利用した威力の高い斬撃で一気に斬り裂く。 剣心の十八番とまで言われていたが、剣心は奥義会得後はほとんど使っていない。 龍槌閃・惨(りゅうついせん・ざん) 龍槌閃の派生技。上空から刀の切っ先を相手に突き刺す。逆刃刀でも殺人技となる為、「不殺」を誓って以降の剣心は使用していない。 龍翔閃(りゅうしょうせん) 峰を片手で支え、下から飛び上がりつつ刀の腹で斬り上げる。 「不殺」を誓って以降の剣心は、斬り上げる代わりに相手の顎を打ち上げる、鞘の先端で鳩尾を突き上げる、等の使い方をしている。 龍槌翔閃(りゅうついしょうせん) 龍槌閃で上段を攻撃した後、龍翔閃で下段を攻撃する連続技。剣心のオリジナルの可能性がある。また、逆に龍翔閃からそのまま龍槌閃を繰り出す連続技も。 龍巣閃(りゅうそうせん) 全身の急所を攻撃する高速乱撃術。 龍巣閃・咬(りゅうそうせん・がらみ) 龍巣閃の派生技。一部分のみを狙い集中乱撃する。 双龍閃(そうりゅうせん) 二段抜刀術。抜刀がかわされた場合に無防備になる為、斬撃の勢いを利用した鞘での次撃に繋ぐ二段技。鞘を帯から抜いての抜刀なので、この技の存在が明らかな場合は相手に読まれやすい。 剣心が最も得意とする技の一つ。 双龍閃・雷(そうりゅうせん・いかづち) 双龍閃の派生技。一撃目に鞘で相手を浮かし、二撃目に刀で斬りつける。上記の通り、双龍閃が相手に読まれやすい事から生まれた技と思われる。 龍巻閃(りゅうかんせん) 回転による遠心力を利用した技。相手の攻撃を真半身でかわし、そのまま回転しながら相手の背後に回り込んで後頭部や背中に打ち込む。 先手をとって使うことも可能だが、斎藤一曰く返し技として使って最も威力を発揮する技。 龍巻閃・旋(りゅうかんせん・つむじ) 龍巻閃の派生技。錐揉み状で相手に突進し、斬りつける(斬り上げまたは袈裟斬りと思われる)。 初使用時は抜刀術として使用されたが、志々雄との戦闘では後述の「凩」の直後に抜刀した状態で使用しているため、飛天御剣流における抜刀術としての技ではないと思われる。 また以下の龍巻閃の派生技は、返し技というより遠心力を利用した攻撃主体の斬撃と見受けられる。 龍巻閃・凩(りゅうかんせん・こがらし) 龍巻閃の派生技。遠心力を利用しての横薙ぎと思われるが原作・アニメ共にこの技の使われたシーンが1コマしかないため詳細は不明。 龍巻閃・嵐(りゅうかんせん・あらし) 龍巻閃の派生技。空中高く飛び上がり、刀を手前に構え前方宙返りにより相手を切り裂く技。 尚、以上三種類の龍巻閃を連撃として使用することも出来る。 土龍閃(どりゅうせん) 刀を神速で地面をえぐる様に勢いよく振りぬいて土砂を巻き上げ相手にぶつけたり浮かせたりするタイプと、刀を地面に叩き付け土石を相手にぶつけるタイプがある。 斬撃を直接相手に当てる技ではないので、逆刃刀と関係なく殺傷力は低い。そのせいか原作では1度しか使われていないが、アニメ版ではザコキャラを相手に非常に多用されていた。 飛龍閃(ひりゅうせん) 飛刀術(初使用時、剣心は抜刀術と語っている)。大きく身体をひねりながら、鞘に納めた刀の鍔を親指で弾いて刀を相手に飛ばす(故に相手に当たるのは柄尻の部分)。 龍鳴閃(りゅうめいせん) 神速の「納刀術」。逆手に構えた刀を神速の速さで納刀し、その時に発生する超高周波の鍔鳴りで相手の聴覚を狂わせる(聴覚を鍛えている者なら、数メートル離れていても耳に異常を感じる程)。 九頭龍閃(くずりゅうせん) 奥義・天翔龍閃の伝授の試験のために開発された技。 神速を最大に発動させ、剣術の基本である9つの斬撃「壱(いち):唐竹(からたけ)」「弐(に):袈裟斬(けさぎり)」「参(さん):右薙(みぎなぎ)」「肆(し):右斬上(みぎきりあげ)」「伍(ご):逆風(さかかぜ)」「陸(ろく):左斬上(ひだりきりあげ)」「漆(しち):左薙(ひだりなぎ)」「捌(はち):逆袈(さかげさ)」「玖(く):刺突(つき)」を同時に繰り出す乱撃術にして突進術の技。 ちなみに「不殺」を誓う剣心は、剣の柄で「刺突」を行っている。 同じ乱撃術でも龍巣閃と違って9つの斬撃それぞれが一撃必殺の威力を持っており、神速の突進で九度同時斬撃という技の性質上、防御・回避ともに不可能とされている。 そのためこの技を攻略するには超神速の抜刀術「天翔龍閃」により技の発生よりも早く切り込む必要があるという理屈である。 しかし作中では瀬田宗次郎には回避され、雪代縁には防がれている。 これは九頭龍閃の特性が剣心の小柄な体格では十分に活かされない事が一因であるとされ、会得の際に比古にそれを指摘されている。 天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき) 飛天御剣流奥義。超神速の抜刀術。 右足を前にして抜刀すると言う抜刀術の常識(通常、抜刀術は刀は左から抜刀するため、左足を前にすると抜刀時に斬ってしまう危険性があるため)を覆し、抜刀する瞬間に絶妙のタイミングで鞘側の足、つまり左足を踏み出してその踏み込みによって刀を加速し「神速」の抜刀術を「超神速」にまで昇華させる。 初撃をかわされたとしても、超神速の刀が空を切ることで弾かれた空気が敵を打ち据えて行動を阻害し、さらに空気が弾かれてできた真空空間が元に戻ろうとする作用が相手を引き寄せ、回転による遠心力も加えたさらに強力な二撃目で斬るという二段構えの抜刀術。 天翔龍閃に限らず飛天御剣流の抜刀術は、全て隙の生じない二段構え(双龍閃で言えば鞘での攻撃)になっていると比古清十郎は語っている。 [性格] 流浪人としての剣心は生来より争いごとを好まない温和な性格のようであるが、作品序盤では感情が高ぶったりした時、人切り抜刀斎の状態に戻り人が変わったようになってしまっていた。 流浪人になってからは自分のことを「拙者」と言い、語尾に「ござる」をつける口調をしているが、感情的になり我を忘れた時は普通に自分のことを「俺」と言う等、幕末時のしゃべり方に戻る。 口癖は「おろ」で主に「え?」や「うわ!」などのかわりに使う(使い方によって「おろろ~」などに変化する)。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する 緋村剣心の本ロワにおける動向 登場話 007 登場話数 1 スタンス 対主催 初期支給品 白衣@現実、上田次郎人形@TRICK、不明支給品0~1 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 関係話 斎藤一 中立 斎藤 お主、お前 かつての宿敵 未遭遇 志々雄真実 敵対 志々雄 お前 人斬りの後任。敵 未遭遇 瀬田宗次郎 敵対or中立 お主 十本刀の一人 未遭遇 雪代縁 縁 お前 義弟 未遭遇 田村玲子 敵対 お主 殺害される 007 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A B C D E F G H I J A-3美術館
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[名前]L [出展]DEATH NOTE [声優]山口勝平(実写版では松山ケンイチが演じた) [本名]L=Lawliet(エル・ローライト) [性別]男性 [年齢]25 [一人称]私 [二人称]お前・あなた [三人称]彼・彼女 数々の世界中の迷宮入り事件を解決し、「影のトップ」「最後の切り札」と言われている世界一の探偵。 解決した事件は3500にも及び、全世界の警察を動かせる唯一の存在。 自分自身は事件現場には赴かず、ワタリや協力者に指示を出して集めた情報や各国の捜査機関から提供された資料や証拠などをもとに真相を推理して事件解決の指揮をとる、いわゆる安楽椅子探偵である。 作中で「世界三大探偵」と評されるLとドヌーヴとエラルド=コイルは全てL自身である。 目の下に隈があり、猫背で親指をしゃぶっている姿は一見幼児的である。 眉毛はあるが、ほとんど髪に隠れて見えない。初期はパーマがかかっていた。 服装は一年を通してゆったりとした白い長袖シャツにジーンズ。 他人に対しては常に敬語を心がけ、本作中でも特別な存在感を放っている。 日本捜査本部の刑事達や彼の補佐役であるワタリには外部に自分がLであることを悟られぬよう「竜崎」と呼ばせたり、東応大学に入学した際には作戦のひとつとして流河旱樹(りゅうが ひでき)という作中に登場する人気アーティストと同姓同名を名乗るなど様々な偽名を持つ。 [能力] 探偵としての明晰な頭脳だけでなく、夜神月にも引けをとらない卓越した身体能力を持つ。 本人はイギリスに5年程の在住経験があり、そこでテニスのJr.チャンピオンになったと語っている。 作品中で格闘技のカポエイラを披露。 [性格] 優れた頭脳と高い運動神経を持つ一方で倫理観や常識には欠けたところがあり、「正義は必ず勝つ」と言っているものの警察の考える正義とは若干のズレがあることが強調されている。 基本的に事件解決のためには(非合法的なものも含め)手段を選ばず、キラに勝つためには(基本的には人命を尊重するが)多少の犠牲もやむをえないと考えている節がある。 また無類の甘党であり、ことあるごとに菓子やデザートを食べている。さらに紅茶やコーヒーなどの飲み物には砂糖を大量に入れる事などから、その顕著な嗜好が見てとれる。 映画版や小説版ではこの事について「糖分は脳にとって重要な栄養源だから」と発言しており、単に好きだからというだけではないらしい。 見る限り一日中甘い物を食べているがなぜか太ることはなく、健康体を常に維持している(本人曰く「頭を使っているから」)。 独特な仕草が特徴で、椅子に座るときでさえ膝を曲げて胸に抱え込むような特徴的な座り方をしている(本人曰くこの座り方でないと推理力が40%落ちるから。普通に座れない訳ではない)。 また大胆かつエキセントリックな行動力の持ち主で、テレビを通じて「私を殺してみろ」と挑発したり自ら月に近づき自分の素性を明かしたりしている。 表情をまったく変えずにいきなりすねて見せたり、キラ容疑者として注意している夜神月を友達だと宣言したりと意表を突くことも。 甘い物をドミノのように積み上げる癖まであり、とても常識人とは思えないところがある。 しかしながら、このような人間でも犯罪に対する敵愾心は強く正義を遂行しようと考える意思は誰よりも強い。 原作のLには本や携帯電話を指でつまむようにして操作するなど、潔癖症のようなところがある。 以下、多ジャンルバトルロワイアルにおけるネタバレを含む +開示する Lの本ロワにおける動向 初登場話 016 似た者同士? 登場話数 4 スタンス 対主催 死亡話 キャラとの関係 キャラ名 状態 呼び方 二人称 関係・認識 初遭遇話 杉下右京 仲間 右京さん あなた 同行者 016 似た者同士? 夜神月 敵対 月君、キラ お前 宿敵 未遭遇 カズマ 友好 カズマさん あなた 情報交換情報交換→かなみと合流後は警察者に向かうことを依頼 053 神経質な者、単細胞な者 岩崎みなみ 仲間 岩崎さん 同行者 053 神経質な者、単細胞な者 南光太郎 仲間 光太郎君 あなた 同行者 073 みなみ × 南 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 A ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ B ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C ■ ■ ■ □ ■ ■ ■ ■ ■ ■ D ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ E ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ F ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ G ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ H ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ I ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ J ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ C-4廃洋館